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2017年7月

2017/07/10

au、かなり踏み込んできたな…。

本日 (2017/07/10)、新料金プランが公式に発表されましたが結論から言うとかなり踏み込んできましたね。

まず、今回投入される料金プランは au ピタットプランと au フラットプランです。
新規契約時や機種変更時に従来の料金プランのほとんどの組み合わせで適用できる毎月割には対応しない代わりに、基本料金自体を引き下げることで維持費を下げられるように設定されています。

ドコモで投入され、指定機種を購入した場合に限り適用できる docomo with とは違い、こちらは au 4G LTE 対応スマートフォン ユーザーであれば原則誰でも適用できるため、運用状況によってはプラン変更することでガラホまでは行かないにしても維持費を抑制できる可能性があります。

ピタットプランは料金が 5 段階になっており、通話プラン込みで税抜 2,980 円 (ピタットプラン シンプルでビッグニュースキャンペーン適用なしの場合) からになります。通話プラン側はスーパーカケホ、カケホ、シンプルから選択でき、その上に 5 段階のパケット定額料が組み合わせられる形になります。

ちなみに下限額はいずれも税抜で下記のとおりです。
(誰でも割適用ありの金額です。下記の金額には LTE NET の 300 円が含まれています。)

・スーパーカケホ : 3,480 円~
・カケホ : 4,480 円~
・シンプル : 2,980 円~

一方、上限額は同じ条件で下記のとおりです。

・スーパーカケホ : 7,480 円
・カケホ : 8,480 円
・シンプル : 6,980 円

これまでのデータ定額ではあまり使わなかった場合でも定額料が満額かかっていたため、月によって通信量がまちまちな状況なら、新プランの方が良いケースも出てくるかと思います。

一方、フラットプランも同じくスーパーカケホ、カケホ、シンプルから選択でき、その上に 20 GB または 30 GB が組み合わせられます。20 GB/30 GB は既にスーパーデジラとしてデータ定額20/30が設定されていますが、スーパーカケホ + データ定額20でも最低 8,000 円からとなっているため同じ 20 GB プランで運用するならこちらの方が安上がりになります。もちろん通話頻度によっても変わってきますので一概には言えませんが…。

ちなみにフラットプラン シンプルで 30 GB プランを選択するとスーパーカケホ + データ定額20と同額なので、バリバリパケット通信をする場合でかつこちらからはあまり電話をかけないのであればこちらの方が良い気がします。

先述のとおりどちらも毎月割には対応していないため、毎月割適用中に新プランへ変更すると毎月割が強制終了となりますのでそこだけは留意しておく必要があります。これは逆に言えば、機種変更時に新プランを選択した場合、分割金額の実質的な相殺が無くなることも意味しているため、運用状況によっては維持費が上がってしまうことがあります。

欲を言えば、これにパケット通信を全く行わなかった月はデータ定額料がかからない設定になってたらよかったですね。
もしかからない設定だったら g07+ で非 VoLTE な au 4G LTE 契約 SIM とデータ通信用格安 SIM の組み合わせでの DSDS 運用がやりやすくなっていたのは間違いありませんし。
(今回の場合はパケット通信をまったくしていなくても下限額分は最低でもかかるので)

それでも、大手キャリアとしては料金面でかなり踏み込んだことを考えれば、大いに評価すべき点だと思います。ただ、ここまで踏み込まれたらドコモやソフトバンクも追従してくるかもしれませんね。(特にドコモにとってはさらに上を行かれてしまった格好ですからね。)

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