パケット通信費の抑制に向けて考えていること ※5/14更新
大手キャリア純正端末と契約で運用する上でネックになるのがやはり維持費ですよね。
特に維持費の中で最もかかっているのがパケット代 (データ定額料) と端末分割金なのですが、前者は4G LTE 契約でスマートフォンを利用している限りパケット定額は外すことができないうえ、仮に 1 ヶ月丸々データ通信を使わなかった場合でも満額掛かってしまいます。(後者は 2 年後 or 3 年後が満期ですが、割賦残金が一括で払える金額まで手が届く状態なのであれば、予算と相談の上で一括清算リクエストも可能です。)
上記の事情から、格安 SIM に乗り換えるユーザーが増えてきていますが、au ユーザーの場合、通話用に 3G 化 or ガラホ化で残し、パケット通信の方を格安 SIM で運用しようと思った場合、SIM フリー機での選択肢がかなり限られてしまいます。
しかしながら、訳ありでキャリアメールやキャリア決済ができる環境を残す必要があるのと、なんだかんだ言って長年お世話になっていることから、au 本家の回線はなるべく殺したくないため、現時点では以下を検討中です。
・OCN モバイル ONE データ通信用 SIM を追加 (済)
・g07+ を調達 (済)
(現時点では唯一、メーカー公式で旧 CDMA 1X 相当をサポートしているため)
・現在の Xperia Z3 SOL26 から GRATINA 4G KYF34 へ機種変更
(使用する au IC カードが同一のため)
・同時にスーパーカケホと LTE NET を維持してダブル定額Zへ変える
(ダブル定額Zが現時点では 4G LTE スマートフォンには適用できないことや、キャリアメールを残すには LTE NET の維持が必須のため)
ちなみに、SOL26 に機種変更する直前まで使っていた T003 を持ち込んで 3G 化することも考えたのですが、使用する au IC カードが通常サイズ故に 2 台持ちすることになってしまうことから g07+ を調達する意味がなくなってしまうので、敢え無く却下です。
データ通信面ではあとは g07+ さえ調達できてしまえば設定するだけで使えるようになるのでこちらはほぼ解決なのですが、問題は au 回線の方になります。
というのも準備に向けて事前に調査していたところ、au VoLTE 対応機でかつ同じ au Nano IC Card 04 (VoLTE) を使う端末同士であっても、au IC カードに書き込まれているデータと接続元デバイスが合致しているかを基地局接続時に IMEI を使って判定を行うらしく、ガラホ契約の au IC カードをスマートフォンに挿して基地局に接続しようとした時点で指定外デバイスと判定されて弾いてしまうことがわかってきています。
加えて、au Nano IC Card 04 (VoLTE) と au Nano IC Card (LTE) は互換性がないので前者を純正の旧端末や au 対応でも非 VoLTE な SIM フリー端末で読み込ませても基地局への接続自体ができません。(その逆も同様)
よって、au 3G サポートが削除された VoLTE 対応機への変更もほぼ意味がないのでこれも却下になります。(現行の DSDS 対応機では au 網に対応しているか否かにかかわらず 4G + 4G による同時待ち受けをサポートしていない)
※ただし大は小を兼ねるのか、逆にスマホ契約の au Nano IC Card 04 (VoLTE) を同じカードを使うガラホに挿した場合はそのまま使える模様です。しかし、元々の維持費面で見るとあまり意味はないかも…。
そこで気になっているのが、先日京セラさんから新色&新規型番で改めて販売開始となった GRATINA 4G KYF34 です。
こちらも VoLTE 対応機ですが、KYF34 では旧 CDMA 1X 相当のサービスをサポートする関係で使用する au IC カードに AQUOS K SHF31 以来の au Nano IC Card (LTE) が採用されています。
現在私が使っている Xperia Z3 SOL26 もこのカードを使うため、KYF34 契約で Z3 や g07+ で読み込ませて通話だけでもできるのかどうかはかなり気になっているところです。
(参考 : 初代の GRATINA 4G KYF31 は au IC カードに au Nano IC Card 04 (VoLTE) が使われます。)
ただ、au Nano IC Card (LTE) を採用する AQUOS K SHF31 契約の au IC カードを同じ非 VoLTE 用カードを使う旧端末に差し替えたら使用できたという情報 (参考リンク) もあるので、GRATINA 4G KYF34 契約の au IC カードでも同様の可能性がありますが、KYF34 自体が販売開始からまだ間もないためか、情報があまりにも少なすぎるのでもう少し様子を見てみたいところですね。
au 回線に関しては一番現実的なのはガラホ化してパケット代をごっそり抑制してしまうのが一番の近道になりそうですが、先述の理由で実行に移せずにいたりします。
しかし、今になって au が公式に旧 CDMA 1X 相当にも対応する端末を出してきているあたり、au 3G サポートをオミットして 4G LTE (VoLTE) のみに絞ったのが裏目に出てしまったのでしょうかね…。
※一部の 2014 年秋冬モデル以降の Android 機種は VoLTE 対応になった代わりに au 3G サポートが削除されていたため、au 3G エリアをサポートした純正端末は長らく出ていませんでした。
KDDI さん、どうかダブル定額Zを 4G LTE スマートフォンユーザーにも解禁していただきたいです (切実)。
多分、通話メインのスマホユーザーや g07+ に乗り換えはするけど保険で今の非 VoLTE なスマホ契約を維持して旧端末に戻れる状態にしておきたいユーザーには需要があると思いますよ。
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