ある意味面白い SIM フリー端末出たな…。※4/19 更新
goo スマホシリーズからある意味面白い端末が出ましたね。
その端末とは、先日の 3/27 に満を持して投入された g07+ (グーマルナナプラスと読むのだそう) のことです。(現在はお取り寄せ状態で、来月末付近まで入荷がないようです。)
g07 のマイナーチェンジ版にあたるこの機種ですが、ある意味で興味深いのがこれまでの SIM フリー端末では対応してこなかった au 3G エリアにも対応している点です。
反面、au のネットワーク網を借り受けている MVNO では一般的の au 4G LTE (厳密には VoLTE 専用 SIM) には敢えて対応させていないあたり、かなり割り切った仕様と言えます。
(そもそも CDMA 1X 対応 SIM フリー機はかなり貴重です。)
しかし、g07+ で対応する SIM カードのサイズが Micro と Nano の 2 サイズなのに対し、3G (当時の CDMA 1X WIN) 用 au IC カード対応機種の大半で通常サイズが採用されているため、恩恵を受けられるユーザーはかなり限られると思われます。
なぜかというと、3G 用の au IC カードは Micro サイズまでの設定 (Nano サイズの設定がない) であるうえ、Micro 対応端末も iPhone 4s など一部に限られてしまうためです。(通常サイズ用機種では Micro サイズへの取り替えが必要になるため)
既に au 4G LTE 端末に乗り換えている場合、現在の契約を再度 3G 化する必要があるうえ、au ショップに赴いて Micro サイズの au 3G 用 SIM カードに取り替えてもらうことになりますのであまり現実的ではないかもしれません。
※ただし、同じ au 4G LTE 端末でも au Nano IC Card (LTE) もしくは au Micro IC Card (LTE) を用いる端末を使っている場合は 3G に標準対応しているため取り替えることなく g07+ で使うことは一応可能とのことですが、au 4G LTE スマートフォンを使っている限り維持費が抑えられないのであまり意味がないです。
ただ、g07+ は SIM カード 2 枚差しして同時待受けができるので au をメインに使っていてこちらの回線を通話専用で継続利用しつつ OCN モバイル ONE をデータ通信専用として同時に使いたいといったような場合にはうってつけの端末と言えます。(2 台持ちする必要がなくりますので)
※2 枚差しすると MicroSD カードは使用不可能になりますのでそこだけは注意が必要です。(Nano SIM スロットが MicroSD カードスロットと兼用のため)
au 3G ユーザーの取り込みを狙っていたのなら、au の 3G 端末事情を考えるとここは通常サイズにしておくべきだったと私は思います。
本当はダブル定額Zが 4G LTE スマートフォンにも適用可能になれば一番ベストなんですよね。そうなれば保険で定額プランを残しつつ Xperia Z3 が使える状態のまま維持費を抑制できるのに…。
(3G ではダブル定額系がそのままスマートフォンにも適用可能でした。)
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